2011-09-11 IFAの学校はどこも内容は一緒?
IFAコースの説明に来られる方は、
「IFA認定校は、理論もマッサージも同じことを教える」、と思っている人が少なくありません。
結論から言うと、学校によって、「理論もマッサージも全く別のもの」です
教える人の知識や経験で、内容は全く違うものになります。
これはIFAに限らず、他の組織でも同じだと思います。
実は、私もIFAの学校に入るまでは、同じように思っていました。最初の学校を選んだ時は何も悩まずに決めました。
共通する指導マニュアルが用意されている場合もありますが、例えば、「甲状腺」という言葉がマニュアルに書いてあっても、「甲状腺の位置と働き」を読む程度しか教えない学校と、甲状腺の位置を実際に自分の体で確かめて、「甲状腺に病気がある人はどんな症状がみられるか」とか、「その時のアロマの注意点」などを教える学校とでは、内容は全く違ったものになります。
理論の差も大きいですが、技術の違いの差はもっと顕著で、卒業後にアロマセラピストを職業として考えている場合、死活問題になります。
単に手順を習って卒業、というのでは職業として考えるのは難しいのが現実です。
私はIFAの学校に2校通いましたが、内容は本当に異なっていました。
最初の学校は感覚的な部分を重視されていて、医療的なアプローチはありませんでした。手技も非常に軽く、皮膚の表面を滑らせる感じでした。
2つ目の学校は医学知識をペースとして重視している学校で、筋肉の位置もしっかり教わりました。マッサージも単に手順に追われるのではなく、症状に合わせて行うことが必要でした。肩凝りのクライアントにはしっかりと圧がかかりますし、クライアントの状態に合わせて圧を強さや時間などを変えるよう教わりました。
2つとも同じIFAの学校なのに内容が全く違うので驚きましたが、その後、IFA以外にいろいろな学校の教育内容を知るにつれて、教育内容の違いには大きな開きがありますし、また内容以前に、アロマテラピーとしての根本的な部分に大きな違いにもっと驚きました。
これほど多岐にわたって、種々の学校があると、選択する側も大変だと思います。「組織」や「協会」という名前だけにとらわれず、しっかりと自分の目で確かめて学校を選ばれると良いでしょう。
実際に何かやりたいことがあれば、「こんな勉強がしたい」、とか、「こんなことも学べたらいい」ということを書き出してみて、それがどの程度できるか、学校に出向いて具体的に聞いてみられると良いですね。
学校で習ったことが、将来のアロマセラピストの土台をつくります。。夢を叶ためには、最初のしっかりとした土台が必要です。そのために、最初のステップである学校選びが重要です。
それぞれの方が自分に合った学校を選んでいただいて、将来のアロマセラピストを目指していただければと思います。