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2012-04-06 アロマと不安

4月は入学、就職など、新しい生活が始まる季節です。
新しい環境で上手くやっていけるか、不安を抱いている人も多いことでしょう。

NHKの「ためしてガッテン」というテレビ番組で、「不安」について行われた実験について以下のように説明していました。

普段の生活の中で不安を感じると、人間の脳で何が起きるのでしょうか。

人間の脳には物事を客観的に判断する「客観視君(自分自身を客観的に見る働きをもつ脳の一部分)」(医学用語では背内側前頭前野)という部分があり、通常は問題を重要な順に判断しているのですが、不安感が高じると、この「客観視君」の血流が不足し、物事の判断ができなくなります。

そうなると目の前にある問題が巨大化してしまい、それが人生のすべてのような感覚に襲われて精神的に立ち直れなくなるというのです。

このような感覚になると、脳の深いところにある感情に反応する「大脳辺縁系」と呼ばれる部分が、恐怖や不安の情動発生処理をし、恐怖や不安感によって交感神経が興奮します。交感神経が興奮すると、血圧が上昇し、同時に、心臓の鼓動が早くなます。さらに筋肉が緊張し、逃げ出す体勢を整えます。
つまり、冷静な状態ではなくなるのです。

このような状態を鎮める方法として、番組では「座禅」を勧めていました。
もちろん、座禅も素晴らしい方法だと思います。

そこで提案したいことは、アロマテラピー。
サンダルウッドという精油は今はとても値段が高くなってしまいましたが、
日本名では白檀(びゃくだん)と言って、昔は高価なお香にも使われていて、
気持ちを鎮める効果があります。
お香が瞑想に使われるのも、気持ちを鎮める働きを助ける、というのも理由の一つなのですね。

忙しくて、座禅に行けなくても、家でリラックスしながら、リラックス効果のある精油をお部屋に拡散したり、バスオイルを作ってアロマバスタイムも不安の解消に役立ちます。
リラックスできる精油としては、良く知られているのがラベンダー。
その他にもリラックス効果のある精油はたくさんあります。
アロマショップで、自分の好きな香りを見つけていただくと良いでしょう。

そしてテレビなどの雑音は消して、香りの中でリラックスタイムを過ごしてみましょう。

「ためしてガッテン」で紹介されていた方法を、参考までにご紹介します。

まずは楽な姿勢をとります。
いすに座っていても、寝た状態でもかまいません。
そして軽く目を閉じます。

次に、小川が流れている情景を思い浮かべます。
どんな川でも結構です。
小川のほとりに座って、ゆったりと流れる川面を見つめているイメージです。

次に、その小川に葉っぱが流れている情景を思い浮かべます。
何枚でも構いません。

この情景が思い浮かんだら、次に自分の心に目を向けます。
感情や物といったいろいろな思考が湧き起こるでしょう。その湧き上がってきた思考をすっと葉っぱに乗せて川に流してしまいます。
この時、無理に流そうとしなくて結構です。
途中で引っかかってもかまいません。
沈んでしまってもかまいません。
その場合は、もう一度、浮かんできた思考をすっと葉っぱに乗せて川に流してみます。

いろいろな思考が湧き起こるので、その度に葉っぱに乗せて流すという事を繰り返してください。
このトレーニングを1日10分〜15分程度、毎日続けてください。
朝起きたとき、お風呂上り、夜寝る前、いつ行っていただいてもかまいません。

無理をすると効果は得られません。
あまり無理をせずに行うようにしてください。


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