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アロマダイアリー 2010年8月

8月26日 末期ガンでホスピスに入院中の70歳代の男性
病室には奥様、娘さん、お孫さんがいらっしゃいました。
娘さんが患者さんの手を握っていらっしゃいました。患者さんはギュッと目を閉じて、眉間のしわが深く、苦しそうな表情をされていました。呼吸も大きく間隔があいていました。
初回からアロマを気持ちいいとおっしゃっていたので、奥様が患者さんの耳元で「アロマが来ましたよ。気持ちいいからやってもらいましょうね。」と伝えてくださり、患者さんも頷かれました。患者さんがお好きなラベンダーを使用。ティッシュに垂らして患者さんの胸元に。
ご家族から「ハァ〜、いい香りですね〜」という声があり、皆さんの表情が少し和んだように感じられました。患者さんも香りをわかってくださったようでした。
足には浮腫がみられました。また、冷感もあり、母指は外反気味になっていました。
足の部分はできるだけあたためるように、包むように施術。
アロマをしていると突っ張った感じが少しづつ改善してきました。施術が終わるころには呼吸もマッサージ前のような大きな呼吸ではなくなり、眉間のしわが消えてきて、ご家族の声掛けに目を開けられました。
浮腫は変化がみられませんでしたが、冷感、突っ張り感は改善されました。
施術後、ご家族から、「本当にありがとうございました」、とていねいにお礼を言ってくださいました。(サイトウ)
8月26日 脳梗塞で入院中の60歳代の女性
先週に続いて2回目のアロマトリートメントです。お部屋に伺うと先週のトリートメントを覚えていてくださって、「気持ちいい。ありがとう。」とおっしゃっいました。香りを嗅いでいただくと、「いい香り」と、うっとりされた表情です。先週のトリートメント中はずっとご自分の病気のことをお話されていましたが、今回はトリートメントが始まるとすぐに目を閉じてトリートメントを堪能されているようです。時々目を開けて指でOKサインを作ったりして気持ちいいことを伝えてくださったり、手を鼻に持っていって、手についた香りを嗅いだりと、とてもリラックスされています。終了後は、「気持ちよかった。ありがとう」と、手で拝むようなしぐさをして声をかけて下さいました。(川島)
8月19日 硬膜下血腫後遺症で入院されている90代女性
眠っていらっしゃるのか、何度かお声がけしても目は閉じたまま。発語はなく、口はしきりに動かされています。手は布団の中にありましたので、上腕に触れながら、これからアロマをさせていただくことを話すと、私のほうに少しお顔が向いたような感じがしました。下肢につっぱったような感じはありませんでしたが、軽度の拘縮があり、開脚気味で膝は曲がっていました。施術中も変わらない表情でしたが、途中から口の動きがゆっくりになってきました。軽度の冷えが感じられ、乾燥もありましたが、施術後冷えは軽減し、肌は保湿されました。(サイトウ)
8月19日 認知症の80代女性
お部屋に伺うと息子さんがお見舞いにいらしています。息子さんに毎週トリートメントさせていただいていることを説明しながら、患者さんにラベンダーの香りを嗅いでいただくと、「息子が・・・」とおっしゃいました。私が「今日は息子さんがいらしてるんですね。良かったですね」と言うと頷ずかれました。
その様子を見て、息子さんが「2〜3ヶ月前から会いに来ても、自分のことが息子だと分らなかったのに、香りを嗅いだだけで思い出すんだね。香りって不思議ですね」と、驚かれた様子でした。トリートメントを始めると、いつものように私の手を握ってこられるので、しばらく手を握りながらアロマトリートメントを続けました。上肢が終わったところで眠くなってきたのか横になられ、お腹、下肢と続けていくうちに呼吸も深くなり、いびきをかいてお休みになられていました。途中で目を覚ますこともなく、最後までぐっすりとお休みでしたので、そのまま退室しました。先週よりもさらにリラックスされているように感じました。(川島)
8月19日 ホスピスに入院中の40歳代の女性
アロマトリートメントのためベットサイドへ伺うと、うとうとされていました。アロマのマッサージに来たことを伝えると、半分うとうとしながら「心待ちにしてたの。左足を痛めちゃって・・・。湿布貼ってあるからはがして」とおっしゃいました。トリートメント前に確認すると、湿布は貼ってありませんでした。うとうとされていたので、前回のマッサージと同じ精油をティッシュにたらして嗅いでいただき、「この香りでよろしいですか?」と伺うと、目を半分閉じたままうなずかれました。 トリートメント中はずっと寝息を立てて眠っていらっしゃいました。左下肢のトリートメント中も疼痛の訴えはなく、特に腫脹や発赤、熱感なども見られませんでした。終了の声がけをすると半分うとうとしながら、「気持ちよかった〜」とおっしゃいました。その後またうとうとされていました。(清水)
8月12日 ホスピスに入院中の40歳代の女性  
今回で3回目のアロマ。お話好きなようで、前回は施術中ずっと休むことなくお話されていましたので、今日はゆっくりとアロマを楽しんでいただこうと精油を選択しました。
下肢からスタートして、お話をしながら施術させていただいていましたが、途中からウトウト。なんどか覚醒し、「気持ちいい〜」とその度におっしゃっていました。
上肢に移ると目を覚まされ、ご自身で左手のマッサージをしていると仰って、その後、ご自身の病気の事をお話されました。
そして、「こんな気持ちいい事を独り占めしたいわ〜」と仰って、目を閉じて施術を受けられていました。終了後は「どうもありがとうございました」と。下肢に軽度のむくみが感じられましたが、軽減されたようでした。(サイトウ)
8月12日 80代の認知症の女性
  デイルームのソファに座っていらしゃったので、そのままソファでトリートメントを行いました。今までは芳香浴の香りを嗅いでも、「やだよ。わかんないよ」と言ったり、トリートメント中も落ち着きがなく最後までマッサージすることが少なかったのですが、先週、今週と、かなり落ち着いてトリートメントを受けていただけるようになりました。香りを嗅いでいただいて「いい香りですか?」と尋ねると、「うん」とうなずかれます。トリートメントを始めると呼吸も表情も穏やかになりウトウトし始めます。
手のマッサージを行っているとき、しきりに手を握ってこられるので、「握ってたほうがいいですか?」と尋ねると、うなずかれたのでしばらく両手を握ったままにしました。手を握っているととても落ち着くようです。大きなあくびをしたり、時々笑ったりとてもリラックスされている様子です。終了後「来週もまた来ていいですか」とお聞きすると、「来るの?」と仰るので、「来ますよ」と言うとこっくりとうなずかれました。この方は4月から5月の半ばまで、本当に状態が悪いというか落ち着かないというか、トリートメントをやっていても「ご飯を食べさせろ!」「やだよ。わかんないよ。」の連発で、じっと座っていることもなく手だけで終わることや足の途中で終わることもありました。状態が落ち着いたのかもしれませんが、先週よりもさらに今週は動き回ることもなく最後までゆったりとトリートメントをさせていただけました。(川島)
8月5日 リハビリ病棟入院中の80代女性  
病室に伺うと、ちょうどリハビリを終え戻って来られたところで、私の顔を見るなり嬉しそうな表情をされました。この患者さんは初回のトリートメントの時は、「アロマはベタベタして気持ちが悪い」と仰っていたのですが、2回目の時には「いい匂いで、手がツヤツヤしてね…」とニコニコ顔に。それ以来、「いい匂いでツヤツヤになるアロマのトリートメント」をすっかり気に入られたようです。4回目の今日も香り選びは積極的になさり、ご自分で香りを決められました。施術を始めて、「いかがですか?」と伺うと、「気持ちいいよ。シワシワがツヤツヤ、きれいになってきたね」とご自身の手を眺めて嬉しそうにしながら、右脚を見て、「あとは、こっちも良くなるといいねぇ〜。頑張らないとね!」とおっしゃっていました。(s.y)
8月5日 80代女性 ホスピスに入院されている肝臓がんの患者さん
「アロマのトリートメントに来ました」と声をかけると嬉しそうに、にっこりされました。下肢のトリートメントを始めるとすぐに目を閉じられ、とても穏やかな表情で受けられています。時々目を開けられて、「こうやって(アロマ)マッサージをやってもらうのがいちばんの幸せ」、「いい香りねー」、「気持ちいいわ-」と感想をおっしゃってくださいました。途中で看護師さんが入室されて、「あらいいわね。気持ちいいでしょ?」と声を掛けられると、「とても気持ちいいわ」と返事されていました。
終始穏やかな時間が流れ、終了後は、「とっても気持ちよかったわ。ありがとう」と笑顔を見せてくださいました。(川島)
8月5日 70代女性 脳梗塞後遺症 
訪室時、リハビリから戻られた後でうとうとされていました。「アロマのマッサージをさせていただきます」と声をかけると、目を開けてにこやかにうなずかれました。その際、右目が閉じたままで右側の表情が動きが鈍く、脳梗塞の影響で右側の顔面に麻痺があると思われました。上肢、下肢とトリートメントしましたが、施術中うとうとされており、時折いびきをかかれていました。終了の声掛けをすると発語はありませんでしたが、笑顔で何度かうなずいてくださいました。 (清水)



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