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アロマダイアリー 2011年3月

2011年3月3日  乳がんの60歳代の女性
訪室すると、「昨日師長さんから伺って、楽しみにしてたんですよ」と笑顔でおっしゃってくださいました。「初めてアロママッサージをやって頂いた時すごく気持ちよくて、その後身体がポカポカして、夜も良く眠れたんですよ」とおっしゃっていました。グレープフルーツの精油をティッシュに垂らしお渡しすると、鼻に近づけて「いい香りね〜」と何度も嗅いでいらっしゃいました。
マッサージ中は、お身体の調子についてやご家族のことなどお話してくださり、覚醒されていました。時々、「あ〜すごく気持ちいい。」とおっしゃり、目を閉じておられました。
「抗がん剤で手がしびれてるけど、しびれが散らばっていくみたいで楽になるわ」とお話されていました。マッサージが終わる頃は少しうとうとされ、「気持ちよくて眠くなってきちゃった」とおっしゃっていました。
「入院したばかりの頃より体調も少し落ち着いてきたから、もう少ししたら歩行器で歩く練習もしたいなと思ってるのよね」と、初回のときより少し前向きな気持ちになられているように感じました。アロマを喜んでくださり、私もとてもうれしい気持ちになりました。(清水)
2011年 3月3日  脳梗塞後遺症の80歳代の女性
今日は初めての活動日でした。精油をティッシュに落として香りを嗅いでいただくと、「よく香ります」と仰いました。私は初めての顔だし、少し緊張されるかな?と思いましたがトリートメントに入るとすぐに呼吸も深くなり、リラックスされている様子でした。反対の手の方に映る頃には軽くいびきをかかれてお休みになられていました。下肢のトリートメント中、咳き込まれることがあったので、「大丈夫ですか?」、とお声掛けすると、うんとうなずかれ、ティッシュをお持ちし、「お使いになりますか?」、と尋ねると、軽く首を横に振られました。「マッサージを続けても大丈夫ですか? お休みしましょうか?」の声掛けには、続けても大丈夫に「うん」とうなずかれましたので続けました。その後、咳き込むことはありませんでした。マッサージが終わり、「終了しましたよ」とお声を掛けると、ウトウトとお休みになられていました。お腹がほんの少しグルグルと鳴っているのが聞こえました。(山内)
2011年3月3日  大腿部骨折で入院されている90歳代女性
ご挨拶をして、トリートメントをさせていただくことを伝えると、発語はありませんでしたが、目を合わせて手を握ってくださいました。しばらく手を握っていたいご様子なので、握ったまま、しばらく話しかけていました。もう一度「マッサージしてみましょうね。」とお伝えすると、トリートメントの為にそうしてくれたのかは分かりませんが、もう片側の手を布団の中から自ら出してくださいました。最初に握っていた手を離すと嫌そうでしたので、上肢のトリートメントは私は片手で手を握りながら、もう一方の片手でトリートメントを行いました。上肢を行っている途中からは落ち着いてこられたので、握った手を離して、私は両手でトリートメントを続けることができました。乾燥は軽い程度でしたが、右上肢と両下肢のには浮腫があり、特に右下肢はとてもひどく、皮膚はパンパンではじけそうな位でした。両下肢共に足先に冷えもありました。下肢は時間をかけて丁寧に行いました。終了後は落ち着かれたご様子でした。(佐藤)

2011年3月10日 脳梗塞後遺症の80歳代の女性
リハビリから戻られた直後で、車イスでデイルームにいらっしゃったので、お部屋のベッドに移動していただきました。声をかけると発語はありませんがにっこりされました。
いつもより呼吸が「はぁーはぁー。」と荒く、時々大きな欠伸をされました。
からだ全体が冷えていて、下肢も皮膚の色が白くなっていて、ふくらはぎもガチガチに硬い状態でした。丁寧にマッサージしていくと、若干やわらかくなったように感じました。
足裏全体も厚ぼったい感じでした。トリートメント中はほとんど起きていらっしゃいましたが、最後の方は少しウトウトとされていました。(川島)


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