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アロマダイアリー 2011年8月
2011年8月25日 脳梗塞後遺症の70代女性へのアロマトリートメント
今回が初めての患者さんでした。看護師から前もって、「気難しい方なので」と伺っていたので、少し緊張しながら病室に入りました。ご挨拶をするとトリートメントを楽しみに待っていてくださったご様子で、「アロマね。お願いしていたの。宜しくお願いします。」と、笑顔はありませんでしたが、快く迎えていただけました。不眠が数日前まで続いており辛かったと仰ったので、いくつかオイルを嗅いでいただきラベンダーを使用することにしました。
腕からトリートメントを始めました。最初は少し緊張されているご様子でしたが、「いいわね」「気持ちいい」と気に入っていただけているご様子でした。脚に移るとすっかりリラックスされてきたようで、うつらうつらお休みになられていました。
トリートメントの途中で、ラベンダーの香りがついたティッシュを嗅ぐなどして、「これでよく寝れるといいな〜」と仰っていました。終了すると、「また是非やりにきてください。だってすごく素晴らしかったもの」、と笑顔で仰っていただけました。(佐藤)
2011年8月25日 消化器系疾患で入院されている90代女性へのアロマトリートメント
お部屋に伺うと洗面台の前でお顔を洗っていらっしゃって、ベッドに戻って落ち着くまでしばらく待たせていただきました。手押し車を使いながらもご自分で歩いていらっしゃって、ベッドにもご自分で上がられていました。
「香りの良いオイルを使ってマッサージをさせていただこうと思うのですが、よろしいですか」とお聞きすると、「お願いします」とニッコリされました。
ご希望をお聞きすると、「背中がねぇ・・・全部やってもらいたい。手も痺れるし・・・」とのことでしたので、背中と四肢のトリートメントをさせていただくことにしました。
ベッドに横になっていただくと、「何にもできなくて・・・」と謙遜されていました。確かに動きはとてもゆっくりですが、100歳近い年齢を考えると、介助もなくご自分で歩いたりベッドに上がれるのですから驚きです。
まずは横向きになっていただき背中からトリートメントを始めると、「あー。あったかくて気持ちがいい。もう99だから背中も曲がっちゃって、ヘンテコでしょ」と少し恥ずかしそうにされていました。
次に仰向けになっていただき四肢のトリートメントを始めると、呼吸がだんだん深くなり、最後はいびきをかきながらお休みになっていました。
終了後声をかけると目を覚まされ「ありごとうございます。住所を書いていってください」とおっしゃるので、「病院から言われて来ているのでご心配はいりませんよ」とお伝えすると、「ありがとうございます」と手を合わせて何度もおっしゃいました。(川島)
2011年8月18日 前立腺がんの70歳代の男性へのアロマトリートメント
初めてのアロマで伺いました。アロマセラピートリートメントは全く初めてとのことで簡単に説明をさせていただき、レモンを嗅いでいただくと、「鼻はあまり利くほうじゃないけど、ちゃんとレモンみたいな柑橘系の香りがするね」 とのことでした。下肢にむくみがあるとのことでしたので、さっそく下肢のトリートメントをさせていただきました。トリートメント中は、言葉はゆっくりですがいろいろお話をしてくださいました。
もともとあまり体を触られるのは好きではなく、勤めていた時も同僚はよくマッサージに通っていたが自分は全く縁がなかった。でも年を重ねていろいろと辛くなってきて、鍼の先生の所に通うようになったら、体は楽になるし10日もたつとまた受けたくなって、ここ7年くらいは通っている、とのことでした。アロマは看護師長さんに、足がむくんでいるからやってみたらどうで すか、とすすめられたとのことで、足だけなんてたいしたことないだろうと思っていたけど、気持ちがいいね、とおっしゃってくださいました。
また可能なら定期的にやってもらいたいなぁ、とまでおっしゃっていました。毎週木曜日には来ているので出来ますよ、とお伝えすると、嬉しそうにされていました。
むくみはそれほど極端ではありませんでしたが、足首周りに少し靴下の跡がついて いて、トリートメント終了時にはそれも薄くなっていました。(川島)
2011年8月25日 認知症の70歳代女性へのアロマトリートメント
トリートメントに入ると「手がカイロみたいに温かいね!」と少しビックリされていました。
「こんなに温かい手で触ってもらうと全身に血が巡る感じがしてくるよ」とおっしゃっていました。
終了間際には「これは、傍から見てるだけじゃ分からないものだね。一度やってもらったらクセになりそうだわ」と嬉しそうにお話くださいました。(山内)
2011年8月25日 前立腺がんの80歳男性へのアロマトリートメント
病棟に伺うと、リハビリに行かれたばかりとのことでしたので、他の方のトリートメントを終えてから伺いました。
ロビーの食堂に、車いすに座った状態でいらっしゃいました。「アロマのマッサージに来たのですが、今からマッサージをさせていただいてよろしいですか?」と伺うと、「じゃあ向こうにね。」と病室に戻ろうとしてくださったので、車いすを押させていただき病室に向かいました。
移乗の動作があるので、車いすをベットサイドに着け、「看護師さんを呼んできますのでこのままお待ちくださいね。」と伝え、ナースステーションに看護師さんを呼びに行き、再び病室に戻ると、お一人でベットへ戻られたようで した。
仰向けになっていただき、両下肢のトリートメントを行いました。
トリートメント中は終始お休みになられており、終了時も寝息をたてて眠っていらっしゃいました。
「○○さん、マッサージ終わりましたよ。お疲れさまでした。」と声をかけると目を覚まされ、
「あー、楽になった。」とおっしゃっいました。
「リハビリの後だったのでお疲れだったんじゃないですか?」と伺うと、「それほどでもないんだけどね。」とおっしゃっていました。
もうすぐお昼の時間だったので、「ロビーに戻られますか?」とお聞きすると、「はい」とお返事があり、 車いすで最初に座られていた位置まで戻り、ご挨拶をして退室いたしました。(清水)
2011年8月11日 泌尿器系のがんの70歳代の女性
病室に伺うと、持続の痛み止めのお薬を使われている影響もあるのか、寝息を立ててお休みになられていました。
「アロマのマッサージに伺いました」とお声をかけると、ゆっくり目を開けられ、「お願いします」と返答がありました。
ティッシュに精油を垂らし、「グレープフルーツの香りですがいかがですか?」とお鼻のところに持っていくと、再び目を開けられて大きく息を吸い込み、「あぁ〜」とうなずかれました。マッサージ中は、ずっとお休みになられていました。
手足の先が少し冷えていましたが、マッサージ後は血色も良くなり温まってきました。 また、上肢・下肢ともに皮膚の乾燥が見られましたが、マッサージ後はオイルでしっとりされました。「アロママッサージが終わりましたよ」とお声をかけると、目を開けられ、「とってもいい香り。気持ちよかった。ありがとう。」とおっしゃってくださいました。 (清水)
2011年8月11日 認知症の80歳代の男性へのアロマトリートメント
今回で4回目のトリートメントとなる方です。
いつもデイルームで車イスに乗りながらTVを見ていらっしゃる方で、今日も同じ様にデイルームにいらっしゃいました。
お声かけすると、なんとなく覚えていただけていたようで「あ〜」と言っていただけました。
「手のマッサージを試しにやってみられませんか? 嫌だったら途中で辞めてもいいですので、気軽にやってみませんか?」と言うと、スムーズにやらせていただけました。初めの頃はマッサージを行うことに了承していただくまでに随分時間がかかっていたので、だいぶ慣れてきていただけたと思いました。私にも、アロママッサージにも慣れてこられたようで、今日は随分とリラックスして受けていただけた様に見えました。時折、深くリラックスして目を閉じ、うつらうつらしていらっしゃいました。前回までは、マッサージの最中に空いている手でずっとタオルのシワをのばしたり、動かしたり少し落ち着きが無いようにも見えたのですが、今回はその動きは見られませんでした。とても手がきれいな方でしたので、そのことをお伝えすると、照れくさそうに「男で手が綺麗でもなにも嬉しくない」と仰っていました。いつもは手先が冷たい方ですが、今回は指先まで暖かく、乾燥は多少ありましたが気になるほどではありませんでした。「気持ち良いですか?」と聞くと「なかなかいいね」と答えてくださいました。
マッサージ中の会話も今日はとてもスムーズで、会話の最中に笑顔も見ることができました。
「次も来ていいですか」と聞くと「いいよ」と言っていただけました。(佐藤)
2011年8月4日 80歳代の子宮がんの女性の患者様へのアロマトリートメント
訪室するとご家族がいらしていて、先週よりもごきげんな様子が伝わってきました。
「今日もアロマのトリートメントに来ましたよ」とお声をかけると、私の顔を見つめて「どうもありがとね」と手を握ってこられました。
先週鼠径部が腫れて痛い、とおっしゃってたので、今日の様子をお聞きすると「今日はバッチリ。年寄りがバッチリもないもんだね」と、ニコニコしながらおっしゃっいました。
トリートメントを始めるとすぐに「あー。気持ちがいい」とおっしゃり、その後も何度か「気持ちがいいね」とおっしゃっていました。
ご家族のお話だと、1ヶ月ほど前は痺れで足の感覚が全くなかったそうで、「気持ちいい」の言葉を聞いてご家族も嬉しそうでした。
先週に比べて楽しそうな内容のお話が多く、また表情も明るくてトリートメント中はずっと楽しそうにお話をされていました。(川島)


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