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アロマダイアリー 2011年11月

2011年11月24日 脳梗塞後遺症の60歳代男性へのアロマトリートメント
今までにも何度か担当させていただいた方です。その中で何回かは「今日はいいです」とマッサージを受けられなかったこともあるのですが、今回はご挨拶するとすぐに「うん」とうなづいて下さいました。柑橘類の香りが苦手のご様子で、ラベンダーを香っていただきましたが、「よく分からない」とのお答えでした。上肢からトリートメントに入ると、最初はジッとこちらを見ていらっしゃいました。少し緊張されてるかな?と思い、お話をしながら進めていきました。もう一方の手に移る頃には、こちらをジッと見つめる事もなくなり、下肢のトリートメントの時には体も気持ちも緊張が解けてきたご様子で、時折目を閉じてお休みになられていました。終了後にご挨拶をすると、「ありがとう」とお声をいただきました。(山内)

2011年11月10日 肺がんの60歳代男性へのアロマトリートメント
あまりマッサージは好きではなかったようですが、同室の方に「いいよ」としきりに勧められて、受けてみようという気持ちになられたそうです。アロママッサージのご希望を伺うと、下肢を希望されました。トリートメントを始めるため、パシャマのズボンの裾を上げると、肌が全体的に乾燥していて荒れていました。またむくみも見られました。さっそくオイルを塗ってトリートメントを始めると、むくみのために、指が脚の皮膚に沈んで、跡がなかなか元に戻りません。リンパを流すように優しくトリートメントを行いました。トリートメント中はほとんどお休みでしたが、マッサージが終わった時に目を覚まされ、「すっきりしたよ。ありがとう」と言っていただけました。(川島)
2011年11月10日 肝がんの80歳代の女性へのアロマトリートメント
別の病棟から緩和ケア病棟に移られた方で、前の病棟からアロマをさせていただいた方でした。
お部屋に入って挨拶をすると、少しボ〜っとされているご様子でしたが、「アロマの佐藤です。」というと、「下の病棟でやってくれていた方ね。こちらでも宜しくね」と仰いました。
私が入室する前からアロマの香りがしていたそうで、ローズウッドの香りを嗅いでいただくと、「この香りが漂っていたのよ。いい香り。」とのことでしたので、今日はローズウッドを使用することにしました。アロマテラピーをとても気に入ってくださっているようで、毎回、とても深くリラックスしていただけるのですが、今日は特に呼吸もゆったりして、深くリラックスされているご様子でした。
ゆっくりとした腕のエフルラージュをしていると、「あぁ〜この感じ・・・眠ってしまうわ・・・このまま死ねたら幸せなのに」、と静かにおっしゃっていました。「最近、手の震えがでてきて・・・人間ってこうやってすこしづつ悪くなっていくのね」っと不安な気持ちもお話してくださいました。
途中からウトウトとされて入眠されていました。足裏に入る頃には、小さな寝息が聞こえました。
終了後、肩にそっと手を置いてご挨拶をすると「あぁ〜寝てしまったのね。本当にきもちよかったわ。ありがとうございます。またお願いしますね。」とまだウトウトしながら言ってくださいました。
緩和ケア病棟でトリートメントをさせていただくようになって2回目ですが、患者様の不安な気持ちや戸惑いなどに、トリートメントを通じて少しでも応えていければと思いました。(佐藤) 
2011年11月3日 大腸がんの90歳代の女性へのアロマトリートメント
初めてアロマを受けていただく方で、病棟より「とても楽しみにされています」、と伝言をいただきました。
訪室するとベッドに横になられていて、アロマのトリートメントに伺ったことをお伝えすると「よろしくお願いします。よく分からないのでなんでも言ってくださいね」と声をかけてくださいました。
ご希望を伺うと「最近は歩くことも少なくなって・・・あまり動かしていないから足がいいかしら」と恥ずかしそうにおしゃっていました。
さっそくトリートメントを始めると足先がかなり冷えていて、私の手が触れると、「暖かくて気持ちがいいです」とおっしゃり、トリートメント中も「ほんとに気持ち良くて、なんだか申し訳ないわ」「こんなに足をやさしくしてもらったの初めてだわ。足も喜んでいるでしょうね」などと感想をお話してくださり、アロマのトリートメントを堪能されていました。
終了後は「ほんと気持ちよかった。どうもありがとう」と笑顔でおっしゃっていただきました。(川島)


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