病院の患者様にアロママッサージをしたときの記録です。
2016年12月
90歳代 男性 腰椎椎間板ヘルニア
目を開けてベッドに横になられていた。お声掛けすると返事をしてくださるが、視線や顔は動かされなかった。アロマの説明をすると、力ない感じのお声だったが「はいお願いします」と仰られた。 上肢は前腕部に所々内出血されている箇所があったので、オイル塗布をしながら優しく抑えるように行った。手背と手掌と手指は内出血も見られなかったのでエフルラージュするように行った。上肢の施術中も目を開けられていた。「腰痛いですか?」と問うと「うん。痛い。」と仰った。左下肢は内側に点滴をされていたので、左は足部のみとした。下肢は筋なくとても細かった。冷感なかったが乾燥されていた。下肢は足背と足裏の優しいもみほぐしを中心に行った。患者様は終始目を開けて天井の一点を見つめられているご様子だった。施術後に「少し足が軽くなりましたか?」と伺うと、「うん、ずいぶん楽になった。ありがとう。」と仰ってくださった。
当スクール卒業生による「医療現場からの報告」は以下よりお読みいただけます。